2005年06月17日

<<考察:飲み屋としてのTodo O Mundo Numero1>>

《飲み屋としてのTODO O MUNDO numero 1》
 さて、飲み屋である。TODO O MUNDOは11pmからは飲み屋なのである。では「飲み屋の定義っちゅうのは何か?」
 あるとき、よう来る客の某ワカモノがケ−タイで「ほら、いってたやん、あのウメダの飲み屋よ」と、この店のことを喋ってるのを聞いてちょっと気分を害したおれだったんだけど、そいつの言う飲み屋と、おれが云ってる飲み屋というのは少し違ってる。コロナ・ビ−ルしか飲まんようなヤツが「飲み屋」などという言葉は使っちゃいかんのだよ。ばかめ。慎みなさい。「飲み屋」ではサケを飲め、サケを。飲めなくても飲め。おれが云ってるサケっちゅうのはだな、スピリッツをロックで飲むとか、カクテルでもいいけど飲む意味があるサケを飲めっちゅうこと。ここはテキサスじゃないんだぞ。ビ−ル複数注文禁止令を発しようかともおもってます。ウソだけど。でもね、せっかくいろんな種類があるんだから(おれの好きなモンばっかだけど)他所で飲めんもんをぜひ飲んで欲しいと思う。

 例えばピンガ、ブラジルの荒い砂糖きびのサケ。これで作る「カイピリ−ニャ」。例えば、タラモア・デュ−、アイリッシュ・ウイスキ−。例えばロン(スペイン語でラムの意)サカパ・センテナリオ。例えば、チリ・ウォッカ、ナッツ・ウォッカ、チェリ−・ウォッカ、ズブロッカ、またはそいつらをブレンドした「ワルシャワの月」というカクテル、または音楽好きなら、ニヤッとせずにはいられない「レッド・ホット・チリ・ペッパ−」なるカクテル。

 弱い人にも大丈夫なものもたくさんある。ピ−チ入りラムのフロ−ズンとか、弱けりゃラム少なめにって言ってくれてもok。意味のあるサケというのはこういうものを指す。おれの中ではだけど。メニュ−になかったとしても、レシピ言ってくれたらできる。そして酔っ払って少々失礼ぶっこいてもそんなやつならおれはユルス。二階の座敷でいびきかいて寝ててもユルス。

 同じビ−ルでも、日本一旨い地ビ−ルである独歩とか、新しくでた、ドラフト・ギネスとか、こいつらはほんとにおいしいから入れてるのであって、飲まない手はないぞ、皆の者。いや ほんと。コロナになんかカッコ良さを感じているイナカもんはどっかでス−パ−ドライに「ゆずぽん」かなんか入れて飲んどけ。
 
 メキシコの人々ごめんなさい。あなたたちになんの罪もないのよ、ユルシてね。
 さて原点に立ち戻ってみよう。自分の好きな酒場(TODO O MUNDOとは「和洋亜現古未来折衷酒場」である)は自分でつくるしかないねってことでこさえたお店ですから、自分だったらこうしたい、というのはある。
 
 夜の11時すぎにふらっと一人、または女ヅレ、または会話が熱くなれるような同性と来る。そしてお腹はそんなに空いてはいないから、初めはまだ何も頼まず独歩のデュンケル(濃い方)かドラフト・ギネスを注文。メシと一緒に飲む訳じゃないから、イッキ飲みはしない。よく焦がされた麦とホップを味わう。重たい水。そして飲んでるうちになんか口が寂しくなってくる。オイルサ−ディンまたはチ−ズの盛合せなどを頼む。するとワインが欲しくなる。シャブリ!と見栄をはりたいところをソアヴェにする。あ、でもこっちの方が辛くて実は気分だった。めでたしめでたし、と勝手に喜ぶ。チ−ズといわしをクルミバケットに「のっけ」で口に運ぶ。あ、気がついたら、ソアヴェのデキャンタがもうなくなってた。もう少し強い酒が欲しくなってくる。どうしようか、と思いながら、お店のネエさんに相談する。

 ネエさんはテキ−ラなどはドウカ、などという。すこし意外な気がしたが、よくよく話をきいてみると、テキ−ラくさくないテキ−ラがある、という。あ、そう。じゃ、それイッテみようかな。レモン・トゥイスト添えで。

 TwoFingersというブランドらしい。飲んでみる。ほんとだ。するりと喉を通過していく。そしてやっぱり最後にはテキ−ラの匂いが舌の奥にのこる。でもうまい、これ。もうひとつ頼む。ラテンのサケを飲んでると、どうも欲しくなるアテがある。それはフル−ツである。で、なんかないか、とネエさんに尋ねてみる。

 マンゴ−とパイナップルぐらいならできる、という。じゃあ、ソレイッテミヨ〜、と自分でもびっくりしたけどカルクなってる。ついでにこんどはパンペロ(ラム)も頼む。パインとパンペロってのはナイス・ミックスだ。なんかナミナミとパンペロが注いであって、ネエさんに「アイシテルヨ」と心の中で呟く。どんどんナミナミ度がアップしてくるのがいい店の共通項だ。そして、ついにズブロッカを頼んでしまう。

 不思議なことに一瞬このサケは頭を冴えさせる。ラテンのサケのおかげで身も心もアミ−ゴ・アモ−レ化してしまったバカ頭に「しゃきっとせんかい!」とワルシャワの造船労働者の厚さ1インチ・ムスタァシュおやじから「かつ!」を入れられたみたいに一瞬冴える。ジュ−シ−なフル−ツと、とろとろのウオッカの組み合わせが、本日のどの組み合わせとも違っていることをわかるほどの味覚的理性はのこっている。とろとろのウオッカを直接のどの奥のほうに注ぐ。トイレに立ち、階段急やねん、これが。上までもうちょっとのところでつんのめり、しかし、そ知らぬ顔で帰ってくると、「大丈夫ですか?」とはネエさんの発言。

 バレてた?木造家屋は音がよう響く。ちょっとアシにきてるかな。でもこの酔ったボケ頭で考えたことは少なくとも、このクソ現実を支配している概念よりは高尚だし、言わば別の進化を経て辿り着いたもうひとつの宇宙のようなものだから、それが泡と化しちゃうか、何か希望の光の糸口にするかはそのひとしだい。最後にうまいマンデリンを入れてもらって覚醒して、クルマぶっ飛ばしてか〜えろっと。ごちそうさま。
 
 さて、今みてきましたように、いい酒飲みというのは、酒ならなんでもよく、また、ただ飲み続ければいいというのではなく(それはアル中)あるサケがちょいと求めるアテがあるでしょう、そしてそれがひとつの満たされた状況をつくる。すると、そこに安住するときだってあるが、そこから別の展開も見えてくる。体調がいいとそうなる。そして別のサケを飲む。するとまた別のアテを求める自分がそこにはいる。そしてさらに別のサケを、、さらにアテを、サケを・・・・・・・おもしろいのはその状況の展開度数は回を重ねるごとにそのワ−プの度合いが1・・・3・・・6・・7・・そして最大ワ−プ9ぐらいまで行っちゃうこともある。話も(というか思考も)それにつれてどんどん拡がっていく。

 「さっきあんなこと考えてたのに、なんで今こんなこと考えてんだ?」
 「さっき地球にいたのに、なんで今デルタ宇宙域にいるの?ねえどうしてどうして?」
といった思考における star trek voyager化現象といわれる(おれがいってるだけだけど)事態を生じることになる。でもね、
 「ここから地球までは何万光年もあるよ〜、え〜んえ〜ん」
って泣く必要もないんだもん。30分ぐらいで帰れるよね。その、サケとアテと思考の「トライアングル・いたちごっこ」こそが酒を飲む醍醐味である、と強調いたしまして、本日のレクチャ−を終わります。 
 TODO  O MUNDOにサケ飲みにもきてね。もちろんメシも旨いんだけどさ、時間差攻撃をお待ちしております。
posted by おれ at 16:01| Comment(0) | TrackBack(1) | Todo O Mundo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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