2005年07月08日

ヒトの片肺飛行

《ヒトの片肺飛行について》
 左肺が破れちゃった。自然気胸という「病気持ち」だったんでした、おれ。忘れてた。この病気に関して、もう実はけっこう「プロ」でして、通算20回ぐらいはやっちゃってるかなあ。かれこれ20年以上の付き合いになる。右が破れることが多いんだけど今回は左がイっちゃった。あ、今破れるなんて穏やかではない表現をしましたが、正確には、肺胞の中の弱いところ(これを「ブラ」という)がなにかの拍子に破裂してしまうっちゅうわけなのよ(おんなじか?)。
 
 そこから空気が出てしまう。その空気の出がいつ止まるかというのが実は死活問題で、いや、ほんとに、だって全部出ちゃうと肺はなくなってしまう、まだ左右両方あるからいいようなものの、もしかして、ほんとにもしかだけど、両方同時に破れて、最後まで空気が出尽くしてしまえば、おれってやっぱ「一貫の終わり」。

 最初に3週間ほど入院したんだけど、悩んだ。18の頃ですけど。その後、十数度そんなことがあって、入院も何度かして、で、もうだいたい、この破れはどれくらいで、空気はどれくらい出てて、全治何週間なんてことがわかるようになってきた。へんな話、自分でこりゃ「エマ−ジャンシ−」かどうかがわかる。どれくらい空気がでてるかもわかる。

 この病気の大変なとこは、他は無茶苦茶元気なのに、安静にしとかなきゃいけないところ。でね、それだけじゃなくて、やっぱり痛いのよ、これが。なぜか?外に出た空気は胸膜と今はもう閉じてしまった肺の間に溜まる。これが胸膜と肺を圧迫する。ものすごくいたいんだ。そして気持ち悪いのは、空気は軽いから、寝返りをうつたびに、上の方に移動するわけ。つまり右を下に寝ると、左側、左を下に寝ると右へ、という風に動く。これが自分の肺自体がグルグル動いてる感じなわけ。最初の何日間はその痛さと不快感に耐えなきゃなんない。手術をしないなら、その溜まった空気を肺が吸収するのを気長に待つしかない、安静にして。手術をしてもぼくみたいにあっちこっちが破れたりするやつは、体中傷だらけになるよね。だから観念して待つしかない。

 一番初めに入院したときなど、待てど暮らせど吸収が遅くて、もうこれ以上待ってると水が溜まるおそれがあるという理由で、背中に「チョク!」で注射針を差し込んで空気を抜いた。ギョエ〜、でしょう。あまりの直截的・物理的な方法でおれ、くら〜ってなったもん。今そういうわけで闘病中ですから、社会復帰後、会ったひとは「優しく」してくださいね。

<<こういうのを持病というのだろうか。これ、でも、不思議にもんのすごいしんどい目に合ってるときは出なくて、それが終わってほっとしたときに決まって出る。延々ハードでいとけっちゅうことか。殺生だ>>
posted by おれ at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | びょーき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。