2005年12月28日

<今まで乗ったクルマ+これから乗りたいクルマ=理想のクルマ生活>

2001新春号から。乗りたいクルマはさほど変わらんがイマでも。しかし乗るというリアリティは5年経つとかなり遠のくね。

新春自分内盛り上がり企画
<今まで乗ったクルマ+これから乗りたいクルマ=理想のクルマ生活>

 フィアット・パンダ4×4、ボルボ240ワゴン、シトロエンBX GTi、ルノー・トゥインゴキャンバストップ、ランチア・プリズマ・インテグラーレ、アルファロメオ75v6、プジョー309GTi、・・・・・・・・・どれも思い出深い、いいクルマだった。今のサーブ900Turbo Convertibleも、ターボのかかりはいいし、なんと云っても屋根無しのスタイルはだいぶいいんじゃないかな。クルマ好きじゃなくたってそれはなんかわかるみたい。あとは幌に散財できれば云うことなしだ。最近食指の動くクルマが、特に新しいメのにあんまりなくて、経済情勢もきびしい折り、いやサーブはしばらく乗るよ、乗るんだけども、気になるっていうか、乗り損ねたクルマももう乗ってあげないとクルマそれ自体の寿命がくるっていうかさ、なあんて、一体だれに、言い訳してんだろう、おれ。

 しかし、世の中にはいろんな好き者がいるし、こんなに多彩な、そしてちょっとマニアックなクルマたちと喜びも哀しみも共にした生活を送ったおれも珍しいと思えるので、そんな立場から少し、今後気になるクルマを何個か揚げてみようと思いますので、好きなヒトだけ聞いてちょうだいね。
 ではまずITALIAのアッツイチームから。
*FIAT: 1. クーペ・フィアット。2. バルケッタ:
 これはどちらもまーまー新しい。クーペはいかついオリジナルなスタイルと豪快くんなドッカン・ターボに惹かれる。でもちょっとパーっぽく見えるかもね。バルケッタは昔欲しくてたまらなかったんだけど、2シーターは一台目としては実用的じゃない。荷物も積めんしね。でも、その軽さはおれの人間のカルさと共鳴するかはおいといて、まだ魅力的。チンクエチェントは非現実的。あと、ティーポの状態のいいのがあれば悩むかもしれない。
*alfaromeo:
 最近右ハンドルのアルファってよく見る。にわかアルフィスタが増殖中ということだね。アルファのみならず、クイクイ走るクルマのシフトは利き腕とおれの場合はもう決定しちゃってるので、いーなーなんて全然思わないけど。ま、それはいいとして、アルファならもう一度75に乗りたいな。今度はツインスパークの身軽なヤツがいい。あと155ならデルタと同じエンジンの4駆のQ4かな。でも赤はいやだ。75なら赤でもいい。何ゆっとんねん、って思うでしょ。でもそこんとこ、説明する気ないけど、ばかのこだわり。気にしないで。新旧のスパイダーはどーか?気にはなるがむずかしいなあ。バルケッタもそうなんだけど、今4座のオープンに乗ってるでしょ。するとこれが結構使えるんです。だから2シーターはなかなかむずかしいなあ、今となっては。しかし、ムチャいいオンナとだったら、2シーターとトランク2つで春先の北陸酒池肉林旅行なんてのも悪くないなあ、うーんどーしよーかなー、という悩みこそが非現実的やっちゅうねん。
*Lancia/Autobianchi:
 ランチアは現実的に欲しいクルマがある。デドラです。見た目はなんつーこともないセダンなんだけど、シートはアルカンタラっていうランチア独自の合成皮革で、アルファ155の兄弟にあたるクルマ。ランチアのセダンはコドモには決して理解できないカッコよさがあって、前のプリズマもそうだったんだけど、特にワカイおんなにものすごく受けが悪い。しかし、それがいい。乗れば乗るほどおれは好きになるという確信があるから、ほんとに欲しくなったらどーしよう。そんなんのインテグラーレと出会ってしまったらどーしよう。先ほどの酒池肉林旅行程度の非現実度だけど、あり得ないとは言えない程度の現実味もある。うーん悩んじゃうなー。そしておれが身も心も「社長化」してしまったあかつきにはテーマに乗ると思う。小さい部門もランチアは充実してる。飲みに行くのを10回やめたら買えそうなY10は乗ってみてパンダとどこが違うのかを確認してみたい。新しいY(イプシロン)も気になる。あのサイズであのインテリアのオシャレ度は衝撃的だ。センターにメーター類が集中してるのもオリジナルはトゥインゴなんだけど今じゃ日本車も真似しちゃって目新しさはなくなったが、ランチアならまた話は別。かつてのA112はどーか。うーん、おれはそうでもないなあ。なんか故障自慢のクルマってイメージだな。運転しづらそうだし。それに3倍(修理代込みなら5-6倍?)のお金使うんならY10に乗って旨いもん喰いに行く方がいい。 さてお次はフレンチ・シックチーム。
*Peugeot:
 プジョーはよー走っとるね。しかしおれは最近のモデルにはなんにも感じない。残念ながら。しいていえば106かな。これは楽しそう。しかしだね、205/309みたいなもの、もうプジョーは作れない気がするんだなあ、なんか。プジョーのぬいぐるみをかぶったドイツ車みたいだ。柔らかさがどんどんなくなっていってる。やっぱ、205GTi/309GTi/405Mi16ぐらいまでだなあ、おれにとって。あ、ひとつ忘れてた。魅力的なモデルがあったんだった。それはクーペ・カブリオレでハードトップが開閉して文字どおりクーペにもカブリオレにもなるというコーモリ車なんだけど、これはいいんじゃないかな。摂津信用金庫の事業者オートローンで買おうかな。オープン2つもいらんっちゅーねん。
*Renault:
 ルノーは乗り損ねというか中心的なモデルにぼくは乗ってないから、食指は大変動きます。新しいとこからいくと、あ、新しいっちゅうことはまだ慌てんでもええっちゅうことですけど、まずメガーヌ16V、新型のルーテシア16V、同じく旧型、そしていまだに悔いが残るのは21(ヴァンテアン)Turboだ。このいかついカッ飛びセダンにはかなりココロ惹かれるものがある。最近じゃだいぶ希少になっちゃって、けっこう高いんだけど、壊れるかなあ、タービン潰れたら高いしなあ。カックンカックンのまさにボクシーなヤル気を秘めたルックスからあっという間に200km/hだからなあ。もう人生どーでもよくなったら買おうかな。そしてルノーの小型車といえば5(サンク)だ。バカの一応クルマ好きの職人から4駆がハヤリ出した頃、そのルノーの3駆というののしくみがわからへんねん、マルタニさん前2と後ろ1なん?なんて質問を受けたことがありました。5(サンク)でした、へへへ。ま、誰にも間違いはある。しかし、このクルマはかなり奥が深いと思う。ライヴァルの205と比べても。GTもいいが特筆すべきはbaccara仕様というのがあって、革シートなんです。あんなちっこいクルマに本革というのが意外な展開。そしてそのつきたてのお餅のようなシートのふんわか度。ルノーのシートは世界一だ。壊れて動かなくても、座ってるだけでもOK。エクスプレスなんて商用車なんだけど、なんという洒落っ気ってくらい、荷物つんで営業したくなるくらいかわいい。5five(サンクファイヴ)なんてあったまクラクラしそうな名前の廉価版があったりとか、そのバリエーションはピカイチだ。そのどれもがシートはふかふかときたもんだ。いいですねえルノー。あんまり日産と一体化しないでね、ムッシュ・ゴーン。あ、ゴーンはニッサンのひとでした。そんなことゆってもしょうがなかった。
*CITROEN:
 シトロエンです。過去に乗ったクルマでもう一回乗りたいのがBX。 さっきシートの話、ルノーのところでしたけど、このBXのシート、これも、トロけます。特にグレードの低いバージョンのBX、もう助手席に乗ったアナタは立ち上がれないくらいにイカれます。なぜか?シートもさることながら、秘密はそのサスペンションシステムにあります。普通のクルマは金属バネで車体を支えるが、このBXは違います。オイルによって車体を支えます。これがアンドレ・シトローエンの大発明、そしてシトロエンをまさにスペシャルなクルマにしてしまった秘密です。ハイドロニューマチックといいます。この乗り心地は最初「なんじゃー、こりゃー」です。しかしこれに慣れてしまったら、もう過去へは戻れないほどの習慣性があります。まさに麻薬的なシトロエン。ぼくがもう一回!って思う理由はきっとそこにある。高速を飛ばすと、あるいはコーナーを曲がると、その時タイヤと地面に摩擦があるってことを一瞬忘れてしまう。ひとり乗りのホバークラフトみたい。たとえば右コーナーの時って荷重は左にかかるよね。それ、物理の常識。遠心力だね。ところがシトロエンのハイドロは常に車体を水平に保つという「意思」をもっている。するとどーなるか。ドライヴァーは左に傾かないから左へのGがほとんどかからずコーナーをクリアすることができる。これはね、快適以外の何ものでもない。なんか、すごい。すごいって思った、おれ最初に遠出したとき。未来の乗り物という感じです。ぼくがいま云ってるよりも昔のクルマというのもほんとにかわいいのが多いんですが、その中でもシトロエンは特に異彩を放ってる。ものすごくデザインが、今見てもあり得ないくらい未来的なんだよ。DSというクルマがあるんですが、大金持ち、っていうか小金持ちぐらいでもいいんだけど、是非いつか所有してみたい、と思う。ものすごーく、大事にしてあげたい。存在するどのクルマよりも個性的です。なんかこう云っちゃうとあとはカスみたいやけど、バネの(ってことわらなきゃいかんとこがおもしろいでしょ)シトロエンも捨てがたいイイクルマがある。小さいAXというクルマなんですけど、このGTも飲み代10回分グルマなんだけど、これも面白いと思う。軽くって速くって。あとオートマなんだけどCXとXMどちらもカッコは抜群な新旧大きなシトロエン。クラッチ踏めなくなったら欲しい。くじらって感じ。もちろんどちらもハイドロ。
 世界中にはもちろん仏・伊以外にもイギリス車・ドイツ車・スウェーデン車・アメ車・韓国車・日本車も存在する。ボルボとサーブは乗ったことあるし、サーブは現在進行形なんだけども、もちろん良さはある。頑丈さと信頼性だ。スウェーデン国内産の鋼は物凄く強い。それにそこそこ速い。でもぼくの今のサーブも買って一年になるが、オープンという反則技がなければ、あまり愛着は湧かないだろう。もちろん、オープンだったから買ったんだけどね。残念ながら、仏・伊車の信頼性はそれ以外の国のクルマに比較すると、それらより高いとは云いがたい。しかし、それがどーした。そのかわり手や肌に触れる部分の馴染みの良さとかなつっこさとかヒトを楽しくさせる能力とか、数値化できない部分での、所有したものにしかわからない柔らかい一体感、これはその他のクルマにはないものだ。それはもう機械とはいえない何かだ。生き物というと語弊があるかもしれないが、それに近い何かをぼくは仏・伊のクルマに感じる。生き物の中でもヒトと長いこと付き合ってきた、イヌやネコやウマなんかにごく近いものを感じる。だからクルマのことを考えだしたヒトにはぼくはとりあえず自分の知識と経験をフル稼動してうるさいぐらいにその良さをわかろうとする姿勢をもってほしいと思うだろう。クルマはまぎれもない機械だけど、機械とは云いがたいような機械です、仏・伊車ってのは。特に日本車しかしらない未だココロの柔らかいひとに乗って欲しいな。おれがうそつきじゃないってことがわかると思う。いや、ホント。だって組んだローンと修理代でフェラーリ、1.5台ぐらいは買えるっちゅーねん。
posted by おれ at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

あるいはアタシの上を通り過ぎていったクルマたち。

DIAS com PEUGEOT 309GTi e AlfaRomeo75v6milano
 あるいはアタシの上を通り過ぎていったクルマたち。
<<要注釈。当時(2000年)は309まで、サーブ以降はその後。それにしてもよー乗った。ボロばっかり。どいつもこいつもいい子はひとりもいなかったが、今思えば可愛いやつばかり。クルマもねこもオンナもアホっていいね。>>>

 アルファのセルモ−タ−はサ−ブの中古を改造してもらって7万ぐらいで納まった。ただし、バワ・ステオイル漏れ、ブレ−キ・オイル漏れも気になってたんだけど、ブレ−キ・オイルの漏れだけ直すことにした。パワ・ステの方はしょっちゅう気にしときましょう、ということになった。修理の結果が気にしときましょう、ていうのもおかしな話だと思うかもしれないけど、そんな「鷹揚さ」の必要性もあるのだ、イタちゃんのバアイ。どばどばのモレ以外はモレにあらず。それ以外は快調でやっぱりアルファのV6エンジンは官能的である。
 
プジョ−は前号で書いた、ファンのぎょえええ〜〜〜〜の他はいたって快調でコンスタントに5000rpmまで回してる。ぼくは思うんだけど、このクルマの軽快さっていうのはいわゆるかつてのホット・ハッチ好きにはこたえられんのじゃなかろうか。それがまずこのクルマの美点である。前に乗ってたシトロエンBXGTiのエンジンと寸分違わないはずなのに、なぜこんなに軽快なのかね。車体の軽さとFFならではのクイックなステアリングと205よりホイ−ルベ−スが5cm長いのがその理由なのは理屈ではそうなんだけど、数値化できないものがきっとそこにはあって、だからクルマは面白いと思う。ぼくのクルマ選びはある種のディレッタンティズムに裏打ちされていて(今思えば)それは最終的に乗りたいクルマ目指して、段階的にグレ−ドアップしていくとか、リセ−ルバリュ−を考えて、なんてことはもちろん全然なくて、その時その時の短・中期的な体調・気分と経済状態との兼ね合いで決めてきた。そもそもぼくは18の時に免許をとったんだけど、当時はクルマにはそんなに興味がなくて、ほら、興味がないとさ、おれ、その周辺すべてのことがどうでもよくなるタイプなんです。だからただめんどくさいという理由だけで一回目の更新にもいかず、失効してしまってた。なんちゅうやっちゃ、でしょう。で、興味がもてたのはその後10年以上の歳月が流れてしまったあと、ということになる。30才過ぎてなにかの拍子に「乗りたいっ!」って思ったのね。で、一旦乗り出すと、これがもう駄目だった。ずぶずぶずぶとふかぁいところまで行っちゃったってわけさ。
 
 で、その遍歴はといいますと、これが自分でも面白い。もう一回やってみたい。そこで味わった苦労もコミで味わってみたい。ボルボ240エステ−ト、フィアット・パンダ4x4、シトロエンBXGTi,ルノ−・トゥインゴ・イ−ジ−・キャンバストップ、ランチア・プリズマ・インテグラ−レ,アルファロメオ75v6、プジョ−309GTi、サーブ900Turbo CONVERTIBLE、ルノー・エクスプレス、フィアット・ウーノTurbo phase2 Leather Package、プジョー106XSi。とこれがぼくの過去そして現在の愛車たちです。ぼくにとっていまやクルマというのはイヌやネコとあんまり変わらない。イヌやネコがそうであるように、友人でもあり相棒でもあり愛人でもあり子供でもありなにか他の大きな生命体からぼくんとこにやってきた使者でもある。大袈裟に聞こえる?いいのよ、聞こえても。時に、あまりに真実はうそっぽく聞こえるものなのだ。 それぞれに思い出があります。ボルボは全然壊れなかった。買ったばっかりの頃は、まだ走ってるの少なくって、なんつってもでかいから、路を譲るなんてこともなかった。その後何を血迷ったか、ボルボの営業方針がベンツの後を追っ掛けるようなぼくのいやな感じになってきて、日本車からの乗り換えが増え、おばさんのドライヴァ−が増えだしたころからぼくはまったく興味がなくなった。今は、うちの親父が乗ってる。赤のワゴンだから、結構振り返ったりするって、オンナが。あほやな、おっさん。そしてぼくに運転の楽しさを教えてくれたのがフィアット・パンダである。よくこわれたけど、直ってきたときのあのうれしさってなかった。そのうれしさってのもパンダにより学習したみたい。ダブル・サンル−フを開けて春の日なんかに走ってるともう笑うしかないってこと。遅い(リッタ−カ−だから)んだけど速い。運転してるやつには。体感速度こそがスピ−ドである。音もナマイキに一応イタリア車の音がして、朽ち果てるまで乗りたいと思った。熊野にも最初コイツと行った。ラジエ−タ−の水漏れがひどくて、ペット・ボトルにはいつも2リットルの水を入れてた。修理してもしてもなんか直んないからディ−ラ−にお金払わないでおいたら、訴えられて被告経験もした。おもしろかった。パラボラの録音の時にお金が足んなくなって、当時クルマを欲しがってた青美ちゃんに買ってもらった。パラボラの2曲分ほどはフィアット・バンダによってできてます。そしてしばらくクルマなしだ−、とおもってたんだけど、どうも我慢できなくて、手をだしてしまったのが、シトロエンだった。ノア−ルのBX。それまでパンダでやんちゃ小僧してたのが、いきなりシックになったわけだった。シトロエンでは熊野3度ほどいったなあ。帰りにこわれて、電車で帰ってきたこともあった。しかし、なんといってもその乗り心地、これはエクセレント以外の何物でもなかった。今でもシトロエンが一番おれに似合ってたって声も多い。そしてあのスタイル、一言で云うと、洒落者である。いま、あんなスタイルのクルマってない。ハイドロによって、つまり車体がオイルにぷかぷか浮いてて、車高が4段階に変化するから、エンジンをかけたときに車体がふうっと上がってきて乗ってる人は大抵びっくりする。震災のときなんか、ほんとはそれでは走っちゃいけない一番高い車高にしてひどい段差を越えたりした。高速なんかの気持ち良さは云うに云えん。ハンドルを切るとちょっと遅れて車体が曲がる感覚とか、スイッチみたいなブレ−キの感じとか、アジは薄められたとはいえ、「変態シトロエン」の面目躍如。なんでこれがこんなとこに?の連続で最初はアキレかえり、あとからはもうドップリ、そんな変態的箇所を見つけると嬉しくってしょうがなかった。ちまたで有名なそのハイドロの素、LHMオイルの漏れは一度しかなかった。他のことはいろいろあったけどね。そんなときに、最初はなんとも思ってなかった、トゥインゴが突然気になりだした。300台限定のキャンバス・トップが発売されたことも大きい。3台はキツイかな、とも思ったんだけど。安かったし。でヴェロネ−ズ・グリ−ンのトゥインゴがとぼけた顔してやってきた。このころはシトロエンは週末にしか乗ってなくて、もっぱらトゥインゴに普段の日は乗ってた。このトゥインゴ、イ−ジ−・システム搭載でした。一体なんじゃい、と思うでしょ。これがクラッチレス・5速マニュアルで要するに、2ペダルなのにシフト・レバ−でマニュアル・シフトができる、という、「なんでやねん?」グルマだったわけ。買ったときは左足がありもしないクラッチを求めて、パブロフの犬みたいだった。しかしボルボ以来の、壊れんクルマ。小さいくせに中が広くてヘッド・クリアランスもたっぷりで、かなり使えた。シ−トも小振りだったけど、さすがルノ−って出来。ルノ−のシ−トは世界一。前・後席がフル・フラットになって大人二人が悠々寝ることが出来る。すごかった。トップをフルオ−プンにすると、解放感120%。そしてオニのような高速安定性。あのね、見るより乗る方が100倍値打ち、のクルマだった。トゥインゴでのおれのワザといいますと、初めて乗るひとを横に乗っけて、おもむろに左足を窓から外にだす。そしてシフトしながら運転する。クルマに乗ってるやつはまずびっくりする。これけっこう痛快まるかじりでした。そのうちにシトロエンは今をときめく松ちゃんことZAKにただ同然で売ることになった。東京に持っていった翌日にガソリンがだだ漏れしたりして、やってくれとったんやけど、そのあとどうなってるのかなあ、って心配してたら、なんと去年まで乗ってたって。それを聞いてほんとにうれしかった。
 
 で、しばらくトゥインゴとボルボのおりこうさんチ−ムとの日々だったわけ。しかし、なんかもの足りん。このままじゃ左足が退化していく。その危惧にかられたぼくは、千里の車屋でふと見つけた、ランチア・プリズマ・インテグラ−レを衝動買いしてしまう。紺の、コイツはいま考えてもワルそうなクルマ。デルタじゃないところがシブかった、と思ってる。ダ〜レも乗ってないプリズマのインテグラ−レ。こんなこと、ぼくが最も好きなパタ−ンなわけ。こいつも走ってて楽しかった。クラッチはあほほど重たいんだけど、山にいくとそれがなぜかちょうどいい。ステアリングをサソリのアバルトに替え、シフトレバ−は木製のものにした。ワインディングでは4WDにして重心がちょうど真ん中にある状態で回るように走るのは楽しかった。しかし、お店を始めて、いろいろとお金が要ったりして、ちょっとした金欠状態の時に、ミタキが買ってくれた。今もステアリングとシフト・レバ−はミタキのデルタについてるそうである。ほぼ同時期にトゥインゴも売った。それでお金があんまりなかった時期だったので、どうしようかなとも思ったんだけど、アルファ75の白と出会ってしまって、いつもの「我慢できん」状態になってしまいまして、購入。白がほんとはいいんだよ。アルファっていうとRossoってイメ−ジだけどね。そして以前から気になってたプジョ−309の赤も安かったし連続購入。今に至ってる、っちゅうわけなのよ。まあ、ほとんど道楽に近いですね。道楽そのものって意見もあります。でもさあ、ほんとに可愛いクルマばっかしなのよ。フェラ−リなんかには全然食指は動かないんだけどね。そもそもステイタスの体現としてのクルマっていう発想がないんだな、おれには。いっぱい壊れるけどしっかり直して次のヒトへ、なんてことも多かった。あ、そうそう、ぼくのクルマ壊した歴の中で特筆すべき現象がありまして、それはシフト・レバ−を「折っちゃった」ってのが、しかも3度(パンダ1回・シトロエン2回)も。ドリフのギャグに近いその現象ですが、そんな目に遭った人は、だいぶいろんな人に聞いたけどいない。おれだけか?しかも、3回も。これはどう考えるべきなんだろうか?そんな、ガッツでシフト・チェンジしてるつもりないんだけどな。してるかな?でもやっぱりシフトは利き腕、つまりおれの場合右腕で操作するのが人間工学上正しいと思う。最近、どのメ−カ−も(アルファまでも)日本市場を意識して右ハンドルのクルマばっかりになっちゃったけどおれはいや。左ハンドルが好きだ。よく代車で日本車借りるけど、ゴミ収集でもしようかな、ってくらい気分がlowになる。そんなときのクルマってほんまのおっさんのそれってことが多いんだけとさ。
 
 また春が近くなってきた。熊野にもまたまた性懲りもなく行くことでしょう。きっと今度もプジョ−でいくと思うけど、前回こわれちゃってイマイチだったから今度はきっとあっという間に1000kmほど走ってしまいたい、と思ってる。高野・竜神スカイラインも呼んでいる。今、昔のヒトリツウシンをリタイプしてお店に置こうと思ってるんですが、その熊野シリ−ズがとんでもなく面白い。一度読んでみてください。それもこれも、気に入ったクルマに出会ったからこそありえた話なのだ。時代とぼくの一生とのクロスの幸運な一例でした。これでぼくが10才若かったら、こうはいかなかったってとこが面白い。最近どうも暗い話題が多くて、こんなときだから、でもしょうがないなあ、って思ってたけど、こんな楽しいことを基準にモノを考えるとまあ、それも当たり前か、という気もしてくる。ただそんな「楽しさの実存」も事実なのだ。あかんときもあればいいときもある。ポシティヴに生きるって大切よね。イヤ、ホント。

posted by おれ at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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